我が師

が表現する事の大事さをこのごろ痛感しています。
生活の中でもっともっといろいろなものを表現する事を大事にしたいと思うようになりました。絵を表現するのもその一つです。それは心の治療にもなり、表現することで心の中のわだかまりをはき出すからです。作品の芸術性を問う前にある事です。健康的とはほど遠いドロドロした表現であってもかまわないのです。私達が絵を描く時に無意識の力が大きく影響していると思います。意識で画面を作るより無意識の力で表現するより無意識の力で題材と出会い、いろいろ学び表現するからです。絵は意識の力で表現するより無意識によって表現してゆこうと思っています。自分の力よりもっとスケールの大きなものが私を支えてくれるように思えます。一人の人間の行動の中で意識と無意識の割り合いは1対9と聞いています。
 作家が写生している時夢中で題材と向き合っている時、野心や欲の入り込む余地はなく学び取る中に普段欲深い自分でも自分の中にすなおさが芽生えている事に気付きます。
 写生は自分のからだに焼き付くもので紙に描いたものはメモでしかないと思っています。メモした資料を生かして作品を描きますが充分生かしていない事がかなりあります。もっと時間をかけて取材をし自分のからだの中に焼き付ける努力をしていきたいと思っています。それが作品の中で生かされ生き生きとした表現になり仕上がる事が出来ればうれしい事です。

伊藤髟耳

コラム 

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