きいろいひと / A yellow shaded woman

髙島 圭史 / Takashima Keishi

「きいろいひと」は滋賀県の三井寺に伝わる秘仏「黄不動」から想を得たものです。
「黄不動」は平安時代の高僧が、目の前に現れた不動明王をその記憶の冷めないうちに絵師に命じて描かせた絵だと言われています。よほど印象に残る姿、他の人にも見せたい姿だったのでしょう。黄色に輝く肌の類まれな不動であったことから「金色不動明王」、「黄不動」と呼ばれています。
私はその不動の姿に、ひとの心が研ぎ澄まされた様子、ひとの命の力が高まった状態を感じました。夢とも現ともつかない不思議な絵を描きたい、とも思いました。

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